こんにちは。

目玉焼きには何もかけなくても平気です。スタッフ千夏です。

 

とある日

モクズガニの展示水槽を覗いてみると、2匹いるはずがなぜか3匹になっておりました。

たまにある、水槽内に数が増える現象です。

なにがおこったかは、じっっっとして動かない個体を引き上げて殻を開ければれば分かります😎

中身がない!!

そう、3匹目の正体は脱皮したあとの殻でした。

 

脚や腹部、目玉までキレイに脱皮していますね。

脱皮の目的は、成長つまりからだを大きくすること。また、脱皮をすることで欠損したハサミや脚を復活させることができます。

そしたら、欠損したらすぐ脱皮したらいい?いえいえ、脱皮はいのちがけです。

脱皮不全といって、脱皮が上手くいかないと脚やハサミが欠損してしまったり、不自然にまがったり、最悪力尽きて死んでしまうことがあります。

複数の個体と飼育していると、共食いされる危険もあります。

 

脱皮すぐのモクズガニ。

ハサミにある毛が白っぽいですね😃

これも脱皮の特徴です。

そして、写真では分かりにくいですが甲羅はとっても柔らかく、ふにゃふにゃになっています。

 

当館で脱皮をするのは、モクズガニだけではありません!

 

 

ふれあいコーナーで展示中のウチダザリガニ、の脱皮殻です。

 

ひっくりかえすと・・・

で~~ん、とこんな感じ。

たくさんの脚が全部キレイに脱皮していますね~✨

 

脱皮直後のウチダザリガニ

伸びの姿勢でリラックスしてる?(笑)

ウチダザリガニも脱皮の後の殻はふにゃふにゃで柔らかいです。

モクズガニ同様、ウチダザリガニのような脱皮する生き物(節足動物や爬虫類)も、みな命がけで脱皮しています。

 

そしてなんと、ザリガニは脱皮で体の色が変わることがあります!

👇脱皮前 ※上図の個体とは別個体

👇脱皮後

 

別の個体!?となるほどガラッと変わりました😲

ちなみにザリガニの体の色は、食べている餌や環境が関係していると言われています。

 

脱皮の分かりやすい前兆として、エサを目の前にしても避けたり反応せず食べなくなります。

(´-`).。oOあ、脱皮かもしれん

となってからは複数個体いる場合は隔離して、脱皮を待ち構えます。

(´-`).。oO大丈夫かな、うまく脱げるか、、脱皮だよなあ、この感じ

と、歩き回り(わたしが)、そわそわして、脱皮を待ち構えます。

無事、脱皮を確認した時はすごくホッとします😂

 

もしかしたら展示中脱ぎ脱ぎしだすことがあるかも・・・

絶賛成長中のかれら、大きくなっていく姿を見守ってください😊

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