どうも! スタッフなおかず です
きのうのブログで予告した通り、今回は北の大地の水族館のイトウたちの故郷でもある朱鞠内湖で、朱鞠内湖淡水漁業協同組合さまが行なっておられるイトウの人工受精作業をお手伝いしてきたのでその様子をレポートしていきたいと思います
前回のブログ↓
https://onneyu-aq.com/point/itoutamago/
それでは写真も交えてご紹介しま~す
この日の天気は晴れ 地元の小学生と高校生たちも見学とお手伝いに来てくれていました
エゾエンゴサクも咲く暖かい気温の中でスタートです
それではLET’GO~!
まずはじめに池にストックしてある大人のイトウたちを網で捕まえていきます
普段は深い池ですが水を抜いて人が入れる深さにしています それでも深いので高校生のお兄さんたちに頑張ってもらいました
初めは泥のぬかるみやイトウの大きさと暴れっぷりにタジタジ💦 でも慣れてくると1人で何匹も捕まえる子や、腰の落とし方と姿勢が様になっている子まで出てきました
さすがの若さなのでしょうか 適応能力が高すぎる…!
池の中にはこんな真っ赤なオスのイトウも!これは婚姻色と言ってもメスにアピールするためなどに繫殖の時期にだけ見られるオスの特徴なんです!
そして捕まえたイトウはとても重いのでバケツリレーの要領で施設の中のプール移していきます
そして人もイトウも安全にスピーディーに作業するために水に麻酔を溶かします イトウたちは麻酔がきいてくるとお腹を上にして、ふわふわしてきます
そんな様子を見て小学生たちは不思議そうにまた、心配そうに観察していました
『死んじゃったの?』ときこえましたが、「暴れないように今はイトウさんはフワフワした状態になっておとなしくしてもらってるだけで、このあと元気にもどるよ~」と説明をきいて安心していました (*´ω`*)
そして麻酔がしっかり効いたら、体重や大きさなど記録をとり、メスは卵をオスは精子を絞っていきます
イトウはサケの仲間ですが、一生の中で何度も繫殖をする魚です なので来年やその次の年にも卵を産めるようにお腹を割いて卵を出すのではなく、お腹を押して卵を絞り出していくんです もちろんオスも同じようにして精子を採取していきます
大人2人がかりで抑えてもう1人がザルで卵を受け止めて行います 麻酔をかけているとはいえ時々暴れるイトウ そのためには最低でも2人は必要なんです
それでも果敢に高校生も挑戦してくれました! こんな経験を若いうちにできるなんて正直羨ましいスタッフなおかずでした Oo。.(´-`)
卵も精子も絞れたら今度は受精も見学させてもらいました
その説明を真剣に聞く高校生 でも専門的な話に頭の上に??がいっぱいの様子 (;^ω^) ですが諦めず質問して理解しようと頑張っていました!
採取した卵はこんな感じ
そうなんです!実はイトウの卵は綺麗な黄色なんです
これもイトウの魅力なのではないでしょうか~
精子と卵子をまぜた後は水を吸わせたり、消毒したり、、
そしてまだ大切な作業が…!
それは死んでしまっている卵を取り出す作業です 例えば、このままにしていると腐ってカビが生え、他の卵にまでうつって全滅してしまう可能性も(;O;)
この日受精させた卵を人の目で一つひとつ取り出していきます。気が遠くなる~(/ω\)
みなさん今日は本当におつかれさまでした!
最後におしらせです!
今回、紹介したイトウの卵を特別に分けていただき、展示することが決定しました!!
今は水族館のバックヤードで準備中 みなさんに見てもらえる日までしっかりお世話していきたいと思います!
またそんな様子も更新していこうと思うのでぜひチェックしてみてくださ~い
それでは!!
朱鞠内湖淡水漁業協同組合さまについてはコチラから!
https://www.shumarinai.jp/lakeshumarinai/fisherycooperative/