いつもご覧になって頂きありがとうございます。
飼育員ヨーイチです。春の陽気で心地よいですね。フィールドが気持ちいい!!。
さて、今日はサクラマスの体の変化(外見)をみていきます。ヤマメとサクラマスは同種ですが川から海へと下るとどうなるのか見ていきたいと思います。
◉ヤマメ(ヤマベ、サクラマス河川残留型)
1年の海洋生活を送り、大きく成長したのが・・・・
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◉サクラマス(海洋生活)
見違えるほど大きく立派に成長しましたね。
➀大きさ
ヤマメがサクラマスになると倍以上に大きくなります。地域によって成長度合いは異なります。オホーツクエリアはやや小さいという話も聞きます。
体の厚みも増し、美味しそう・・・🍽
②体の模様
ヤマメの時は体に楕円形模様の『パーマーク』がありますが、海で成長すると模様も一目瞭然で異なります。私は両方ともスゴく好みです。♡♡
パーマークが鱗の下に隠れているのかなと思い鱗を落としてみても・・・
パーマークは見当たりませんでした。
共通点は背中の黒点です。
ヤマメの時にも背中側には黒い点々がありましたが、海で成長してもこの点は消えません。
③顔
鋭い歯が沢山生えてますね!しかも口の内側に向かって生えているので獲物を捕らえた際にカエシとなって逃げられにくくなってもいるようです。
④婚姻色
川に戻って繁殖期を迎えると・・・・・
銀色の体からピンクの模様や体色が緑がかる変化をします。そして顔つきもイカついイケメン顔に!!(顔の変化はオスだけ)
因みに海洋生活中のサクラマスはオスメスの区別が外見からは判断できません。
生き物の成長による変化は大変面白く不思議ですね!!現在(2024.5.20時点)当館ではヤマメの展示は行っていますが、サクラマス(海洋生活)とサクラマス(婚姻色)の展示は行っていません。お間違いのないようご注意ください。
最後までありがとうございます。次回の投稿もお楽しみに!!