北の大地の水族館のコンセプト
1.日本一と世界初がある水族館
北の大地の水族館には、日本最大の淡水魚であるイトウの中でも最大級の大きさである1メートル級に育ったイトウが20匹も飼育されています。これは、日本で最多の飼育数です。
また、北の大地の水族館がある北見市留辺蘂町は日本有数の寒さが厳しい街でもあります。その寒さを利用して、誰も見たことのない凍った川の下を泳ぐ魚たちの様子を見ることができます。
2.生き生きとした魚が見られるのは自然を模した展示だから。
実際に滝つぼの中で泳ぐ魚なんてなかなか見ることができないものです。そこで用意したのが『滝つぼ水槽』。
水槽の中に滝を作り激流を生むことで、本来どんなに力強く魚が生きているのかを知ることができます。
魚はわずかな川の変化を敏感に感じます。生息しやすい場所や産卵場所を常に探しているからだと考えられます。その習性を利用した『ジャンプ水槽』では、時間によって水量を変化させ、魚の川上りを見ることができます。
魚たちは自然の中で、私たちの想像以上の動きを見せます。
3.魔法の温泉水で育つ世界の淡水魚
魔法の温泉水とは・・・
超ビンボー水族館としてリニューアルオープンした北の大地の水族館(山の水族館)は、寒さに弱い熱帯淡水魚を、冬期間は養生施設で飼育していました。
施設では「温泉」と「冷泉」をほどよくミックスした温泉水を使用していたところ、水族館のプロデューサーの中村 元氏が、「魚たちがきれいに早く成長するなんて、魔法のような効果がある温泉だ!」と驚き、この地の温泉水を「魔法の温泉水」と命名しました。
北の大地の水族館の「生みの親」
水族館プロデューサー中村元氏がプロデュースしました!
中村 元(なかむらはじめ)
おんねゆ温泉「北の大地の水族館」は、日本で唯一の水族館プロデューサー中村元氏が、展示水槽の開発をはじめ、設計アドバイスや建築監修などのプロデュースをされました。
中村氏といえば、新江ノ島水族館、池袋サンシャイン水族館のリニューアルなどをプロデュースされ、いずれも収益性の高い水族館づくりで、水族館界では超有名な達人。
なぜ、そのような先生が、建築費も少なく規模も小さいという条件の中、それも、ほとんどボランティアで引き受けたのかは、内緒です。
北の大地の水族館はコンパクトでも中村元氏の水族館コンセプトが凝縮された水族館です。
詳しくは、中村元氏のサイトを覗いてください。