いつもご覧になって頂きありがとうございます。
休日によく雨に降られる飼育員ヨーイチです。雨の日に家にいると雨音で眠くなりませんか??私はすぐ眠ってしまいます💤。
さて、今まで水槽の中の景色を作っているモノについて紹介してきました。せっかくなので水槽の窓の厚みや『なぜ、壁や照明が青色をしているのか』についてもお話ししていきます。
先ずは水槽のガラスの厚みから、当館で一番ガラスの厚い展示水槽は・・・イトウ水槽で【105mm】となります。水量が当館で一番多い分それに耐えうる厚みとなっています。因みに、ガラスとお伝えしていましたが、実際には材質はガラスでなくアクリルなんです。意外ですよね、アクリルも厚みが増すと耐久度が増して水槽窓にも使われるんです。ただ、アクリルなので窓ふきの際に窓とスポンジの間に小石や砂など何か固いものをサンド(砂だけに)挟んで掃除してしまうとすぐにキズが付いてしまいます。掃除の前中後にスポンジに挟まっていないか確認しながら取り組んでいます。
次は何故照明や壁が青い色をしているのかについてお話していきます。
まず、理由としては遠近感を演出し水槽をより広く感じてもらうためです!
視覚的・心理的な作用で青のような寒色系は遠くに向かって伸びているように感じ、赤のような暖色系は手前に伸びてくるような感じがあります。演劇などでも舞台上の演出でも用いられている手法になります。
写真からでは伝わりにくいですので是非実際にご覧になって下さいね👀
何か大事なことを伝え忘れているような気もしますがこのシリーズはこれでおしまいです。ご覧になって頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
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