イランカラプテ!
飼育員ヨーイチです。
昨日(2月22日)は、『猫の日』『忍者の日』『おでんの日』だったらしいですね!
皆さん、おでんの具材は何が好きですか??私は、餅巾着と魚河岸揚げが大好きです!!。おでんの具材には魚のすり身を多く使ったものが多くあります。はんぺん、さつま揚げ、ちくわ、つみれ、などなど・・・。地域によってはもっと種類は豊富かもしれません。それらにはどんな魚種が使われているのでしょうか??挙げていくと、代表的なものは、スケトウダラ、イワシ、イシモチ(グチ)あたりが多く使われていますが、他にも、アジ、ハモ、ホッケ、サメ(ヨシキリザメやアオザメ)、タイ、エソ・・・等々。普段何気なく食しているモノを調べてみると面白いかもしれませんね。
そこで今回は、当館で展示している生き物で知らないうちに食べているかもしれない子を紹介していきたいと思います。
カイヤン(Pangasianodon hypophthalmus)という生き物です。現在は東南アジア水槽で展示しています。かなり高齢の魚で目に病原菌が入り白濁してしまっております。実際の目は黒色です。カイヤンは日本には生息しておらず、タイなどを流れているメコン川等に生息しています。ナマズの仲間で、非常に驚きやすい性格をしています。サメっぽい見た目ですがおとなしい一面もあります。野生の個体は絶滅の恐れがあります。
ナマズ目パンガシウス科というグループに属しており、カイヤンの他にバサ等も含まれています。
実は知らないうちに食べている可能性があるんです。
タイやベトナムでは養殖されており日本にも輸入されております。よくスーパーやお弁当に入っている白身フライでスケトウダラ等の白身魚の代替魚として使われている場合や、切り身が味付けされて『パンガシウス』として売られていることもあります。私も見つけたときには購入しています。個人的には美味しいです!。この『パンガシウス』の表記には『バサ』という種だったり他のパンガシウスの仲間が使われてこともあるので『カイヤン』だけではないのでご注意下さいね。
ご覧になっていただきありがとうございました!